泣き出した。

落合さんと会って、パチンコ店で時間をつぶして帰って遅くなったあの日も泣いていたよな。

「ごめん…泣いたりして…うっとおしいね…」

「いや。オレが悪いんだよ。オレに原因があるんだから」

「亮二が…」

「うん?」

「事故に巻き込まれたりしないで、ちゃんと…帰ってきてくれたら…それでいいの」

「今度からちゃんと連絡する」

樹里は無言で頷いた。

ごめんな、泣かせて。


朝(昼)ご飯を食べ終えた後、樹里と出かけることにした。