「亮二。ベッド行こうか?」

「う…ん」

返事するだけして。
また寝てしまった。

あたし1人で亮二を運ぶなんて至難の技。

仕方がないからしばらく寝かせておくことにした。

あたしは亮二の頭をそっとソファにのせて、立ち上がり、寝室から毛布を持ってきて亮二にかけた。

本当、気持ち良さそうに寝てる。

可愛いなぁ。

会社の人たちは知らない、あたしだけが知っている寝顔。