いやー。
我ながら気持ち悪いくらいの、恋する乙女だった。

そして―……
ご飯を食べに行くことになったんだけど。

あかねがこれなくなったんだ。

『2人きりは嫌か?』

『そんなことないです』

『じゃあ食べようか?』

『はい』

あたしは緊張して、箸が進まなかったし、優助も無言で困った。

会話もないまま。
ご飯を食べて、店を出た。

『送って行くよ』

『はい』

優助はアパートまで送ってくれた。