「はぁ・・・・・・」


6時間目の数学はかなり辛い。
もぅ寝たい~ってか、寝ちゃおっと

七瀬 美星(ななせ みほ)高校1年生今日も平凡な日々を過ごしています。

その時、あたしの嫌いな声が聞こえた。


「じゃぁ、次の問い七瀬。」

・・・・・・・?

眠すぎてあたしの耳には届いていなかった。


「おい、七瀬!!!」

「は、はい?」


「次の問い出てきて解きなさい。」

また当てられちゃったよ~。てか、問題の意味すら理解不能なんですけど・・・


「わかぁ・・りま・ぇん」


「わからないんだったら、ちゃんと授業を聞いていなさいっ!!!!」





「すいません・・・・」


いつものミニお説教をされ、自分の席にもどった。



すると



「キィーンコーーンカァーーンコーン」




やったぁぁぁぁ
終わった~~



「ふあァァァっぁ」



大きなあくびをしていると、マナミが私の席にやってきた。



「また怒られてたね~」と陽気に言ってきた。


とりあえず早く帰ってごろごろしたい気分・・・・w


「帰ろ~美星ぉぉ♪」




このなんとも可愛い雰囲気をかもし出している子はあたしの
親友の「五十嵐 愛実(いがらし まなみ)」です。

顔、スタイル、声全てが可愛くて、中学校からの友達としては
鼻が高いですね!



「うん!」


校門を出てふと空を眺めた。

「あぁーーーー・・・」


空を見ると心がスッキリする~


一人ほのぼのとした世界にはいっていると

「みぃ~ほぉぉー!」



「ん、ん?」



「さっきから全然話聞いてくれてないしょ~!!!」



「あ、ごめん!」


「ねぇ、美星はさぁ彼氏つくらないの???」


・・・・・・・・・。


「べつに、作りたくないわけじゃないんだけどさ
あんまり興味がないんだもん!」



「そんなこと言って~美星可愛いのにもったいないよぉ」


「そのうちね~~」


と軽くかわしといた。

「あ、裕ちゃんからメール来てたぁ」とかいいながらケータイを見ている。
彼氏がそんなにいいものなんだろうか・・・・?

いつものような会話をしているうちに
家についていた。

「んじゃっ明日ね~また宿題見せてね!」

マナミはあんなにふわふわした感じなのに、頭も良くて、だからいつも宿題を写させてもらってる。



「んもぉ~しょうがないなーばいばぁーい」



「ただいま」を言ってすぐに自分の部屋に行ってベットにダイブした。



「彼氏かぁ・・・・・」


ぽつりとつぶやいていた。



あたしは告られたことはあるが、誰かを好きになったことは一度も無い。

恋愛をしたことがない・・・・



「このまま、干物女になったらどーしよぉ・・・・・・・」



こんなことを考えているうちに、眠りについてしまった。