今日もあたしは星を見に来ていた。
でも、いつもとは少し違う。もちろん星を見にきたんだけど
星也に会えるかもしれないという期待感を少しだけもってきてしまった。
「綺麗だなぁ」
どんなことを考えていても、星を見ると心がスッキリした。
「また見にきてんのかよ」
あたしが聞きたかった声が聞こえた。
「星也・・・」
そこには、あたししか見ることのできない学校とはちがった星也。
「ん?何?」
「あ、なんでもない!!!」
絶対に言えない。あたしは星也のことが好きになってしまった。
「やっぱり今日もいたんだね」
「うん!」
「なんとなくここに来たら、お前に会える気がしたんだ。」
ドキッ
そんなこと言われたら期待しちゃうじゃん。
「・・・き」
「ん?なんか言った?」
おさえきれない感情があふれ出そうになってしまう。
「あ、ごめん!なんでもない・・・」