「半年……ですか?」


「はい。あくまでも推測ですが。」


「半年……あたし、死ぬ?ねぇ、先生あたし、いなくなっちゃうんですか?嫌…嫌だ!」



私は震えが止まらなくなった。



「奈乃華さん!大丈夫。私は信じてるわ。」


養護の末仲柚夏子(マツナカユカコ)先生が私を抱きしめた。



すこししたら落ち着いた。



「とにかく、可能性が無いわけじゃありません。これからは週に一回は通院してください。」



「はい…」


私は病院をでた。