「奈乃華!目、覚めたのか?」


「うん…ずっとついててくれたの?」



「当たり前だ…良かった…奈乃華を失うかと…」



そっか…みんな心配してくれたんだ。


周りを見るとみんな目が赤くなっていた。


泣いたのかな…みんなごめん。


「みんな…あたしのせいでごめんね…」



そう言うと、夕夏が叫ぶような声で言った。

「あたし達にとって、奈乃華は神様なんだよ!…一緒に生きていてくれるだけで…それだけで充分なんだよ…。」


みんな、頷いている。
「ありがとう…みんな。大好きだよ…」