「奈乃華、嫌ならいいんだ。忘れて?」

「嫌だよ、忘れるわけない!…嬉しいんだよ。」



「なら、いいのか?」


「はい。…玲汰、愛してる。」


「奈乃華、俺も愛してる。」



あたしたちは抱き合った。


本当に玲汰があたしに…


この上ない喜びだ。


生きていて良かった。


この時、あたしはずっと玲汰といようと決めたのだった…