「俺も、お前を愛してる。まだ高2だけど、それなりに思ってる。…だから、」


「ん?」


「結婚しよう。奈乃華。」



一瞬、時が止まったかと思った。


「玲汰…今のあたしの空耳じゃないよね?本当に言ったんだよね?」


「あぁ。奈乃華、結婚しよう。」



「でも、あたしいつ治るかも分かんないよ?あたしなんかでいいの?」


「俺には奈乃華だけだ。一生支えていく、支えてほしい。」


嬉しすぎて涙が出た。


玲汰はオロオロしている。