なのに…

神様は意地悪だ。


「だいぶ寒くなってきたね!もう冬か…」


「そぉだね…あ…玲汰!」


「え?…玲汰…」


会ってしまった。

神様、あなたの目的はなんなの?

どうして会わせてしまうの?


「奈乃華!メールも返さないし、最近会ってなかったから心配だったんだぜ?電話ぐらいしろよ…」


「…って。」


「え?なに?」


「帰って!!私は玲汰と一緒にいたら…いたら駄目なの!!」



「は?…久しぶりに会ったと思ったら、なんだよ…わーったよ!じゃあな!」