「おはよう、藍!」


「おはよう!奈乃華ぁ~!」



私は今日も生きている。



今日という時間を、死の恐怖と戦いながら過ごしている。



「奈乃華?大丈夫?ぼーっとして。」


「うん。あたし、いつ死ぬのかなぁって。」



「…」



「藍?」



「ふざけないで……っ!なに言ってんのよ!奈乃華は、奈乃華は、ずっと長生きするんだから!死んだりしないんだから!」



「藍……」



「だからお願い…っ!そんな事言わないで…」