「落ち着いて。俺が話聞くよ」
「ありがとう」
佳龍の服を掴むだけにした。


駅に着いた。
「なるほど阪口先輩とメールも電話したくない。だけどひつこくメールして来る」
「うん」
「阪口先輩てストーカーじゃん。アドレス帳から消したら?」
「消してる」
「それやったらアドレスと電話番号を変えて見たら良いんだよ」
「あ、そっか」
「うん」
「ありがとう佳龍」寄り添い肩に凭れた。
「真衣…寝てる」
頬に涙が溢れた。
佳龍はハンカチを取り出して真衣の頬を拭いた。
「まだ居たんだ原田」
「うん」
「てか真衣寝てる。起こしてやろうかな」
「ダメだよ」

「今から電車が参ります。黄色い線までお下がりください」
「あ、電車が来る」真衣は起きた。「あぁ…えっとごめんなさい!肩に凭れて寝って!」頬を赤くして言った。
「大丈夫気にして無いよ!」
「良かった。電話乗ろ!」
「うん」


電車は混雑して居た。
「あぁ」
「どうしたの?」
震えて居た。
「ぅぅぁ…ぅぅぁ…」
「大丈夫?」思わず抱き締め、頭を撫で撫でした。
震えが治まった。
「ありがとう佳龍」
「うん」
窓の外に阪口先輩が居た。
「佳龍もう落ち着いたから…抱き締めのは辞めよ」
「お返し。先凭れて寝ったお返し」と言って離した。
「バカ、こんなたくさん人が居る前で…」
「やられたら、倍にして返す」
「あれは無意識なのに…」
「俺も後から無意識になって居た」赤くなる頬。それに築いた。
「そうなんだ!じゃあこれでおあいこだよ!」
黙る佳龍。顔が近くにある。
佳龍は額にキスをした。
「えっ」
「これでおあいこだよ!」
「うん」長く感じる時間。もう直ぐしたら次の駅に着くはずなのに。
「あぁ電車遅れてる」
「本当だ」


「あのさぁ先震えてだけど、どうしてなん?」
「対人ストレスに弱いの。震えたら頭を撫で撫でするのが良いの」
「俺が先やった事じゃん」
「うん」
「俺が真衣を守りたい。一生守りたい」
「 ありがとう!」

その後アドレスを変えた。そして阪口先輩以外の人にメールを送った。
<ちょっと色々あってアドレスと電話番号変えました。登録ヨロシク 真衣より>