曲作りをすると言ったが、
結局、私は午後1時まで、
事務所のダンスルームで
ダンスを練習していた。

いきなり叔父さんにやれ、と言われて
必死で練習した。

それから、私は
【WENNER】の乗っている車に
乗り込んだ。

修さんが気付いて
声をかけられた。

「あ、ララちゃん?」

「あ、修さん。先程は
どうもありがとうございました。」

「何のことだ?」

話に入ってきたのは、
【WENNER】のリーダー、花園 零だった。

「あ、零さん・・・。先程は
叔父さん・・いや、社長と言い争っていたご様子でしたが、大丈夫でしたか?」