今日は久しぶりにただ飲んで騒ぐだけの飲み会だからと、古巣の宴会にお呼ばれした。


20人弱の大所帯となった古巣の若手のパワーはすさまじく、ただただ楽しい時間を過ごした有意義な宴会だった。


「どっかいいのあった?その辺のチェーンでも全然いいけど」

「んー……さっき鍋だったからさぁ。和より洋がいい気分なんだよね」

「そう……。ま、任せた」


そうして俊也が見つけた、ワインを自慢とするダイニングでいつものように他愛ない会話を楽しんだ。




はずだった。