「好きだよ、愛ちゃん」
私を凄い目差しで見つめてくる
「何で私の名前知ってるんですか」
「ん、保険証みた」
「勝手に..」
「ちげーよ、お前が急に倒れるから俺が会計してやったの」
「あ、そういう事ですか」
「有難うは?」
「有難うございます」
さすがに感謝しなきゃって小さくお辞儀した
「ふふ、いえいえ」
なんか性格が柔らかくなってきたなぁ
俺様キャラどこ行ったんだろ
「あの、そろそろ帰ります私」
「駄目、今日泊り」
「無理ですよ、家でお母さん待ってる」
「いいよ、俺が電話するから」
「何言ってるんですか、本当に意味分かんない」
そう言ってそっぽを向いた。
「お前いちいち可愛い」
何故か抱き締められた
背中に感じる温もり..
すごい居心地よくて手を振り払えなかった
すると何故か安心してしまい
眠ってしまった