振り向いた男の顔を見て僕は、思わず見とれた。

(かっこいいな。本当にこいつが性格が悪いのか?)

じっと見ていると、

「急に呼び出して悪かったね、山川君。」

相原は、優しい口調で話しだした。

(裕也の言ってた事は、嘘じゃないか?いいやつじゃないか。)

『いや、別にいいよ。』

そんな事を考えながら答えた。