八方塞がりのオレは、康生と遥玖に助けを求めた。


「ん~~~…聞いてやってもいいけど………幹居、答えてくれない様な気がする」


「オレも。多分はぐらかされて終わる気が……」


「オイオイ……」


康生も遥玖も上手く聞き出す自信が無いのか、気が乗らない様子。


無意識にまたまたため息が出そうになった時だった。


「~~~でね?」


「へぇーーー…」


んっ?この声は……長峰と細石?


「あっ、寧央と細石と………幹居だ」


「!?紀右!?」


声が聞こえたのは長峰と細石のみだったけど、紀右もいたのかっ!?