長峰と細石、康生と遥玖、それに紀右との6人でファミレスに行った日から、紀右の様子がおかしいのだ。


『おはよう紀右』


『………おはよ』


朝挨拶してもそっけないし、何やら避けられている感じがする。


イヤ……感じがするんじゃなくって……確実に避けられている。


避ける理由を聞きたくても、避けられているんだから話す事が出来なくて………メールの返事も無い。


こんなのが2、3日続き、オレは正直少し参っていた。


紀右との関わりが薄くなる事は、オレにとっては大問題だからな。


「何か心当たりねぇのかよ?楓」