そう言う遥玖は、自信に溢れてて……最初は驚いていたオレと康生もホッとする。


遥玖――――…ようやく決心がついたのか。


「そっか、頑張れよ。応援してるわ」


シンクに頬杖をつきながら励ますと、遥玖が真剣な面持ちでこっちを見てきた。


………?なんだ?


「楓、お前は幹居とどうなってんだ?変わらず避けられてんのか?」


「……ああ。誰かどうにかしてくれって感じだよ」


重いため息を吐き、両手で顔を覆う。


康生が心配そうな表情をしてるのが、チラリと視界に入った。


「オレ、何かしたのかなぁ………?」