『桜咲いたら一緒に見ようね!』


「いやだ。」



高島は素早く立ち上がり、屋上を去った。



『待ってよ……。』



ガクンッ……




アゲハは急なふらつきと頭痛に襲われ、その場に倒れこんだ。




『そっか…。』



時間が無いんだ。



季節外れで普通より早く生まれたから……。




だから………。