「完封勝利おめでとうございます」

芝生で寝転がっている浩介くんの所に
かけよった。

「当たり前だろ。あんな奴等に負けて
たまるかよ」

「またリベンジするって言ってたよ」

「いつでも受けてたってやる」

そう言って笑う君に、
つられて私も笑った。


もう、大丈夫だね。

あなたはここに戻ってこれた。


本当に良かった

私、嬉しいよ。

あなたの”キッカケ”をつくることが
できて



だから


お別れだね