「うわぁ……靴下まで濡れてる……」


このままでいたら魁一の部屋のフローリングまで濡らしてしまいそう。


靴下を脱ごうと屈んだ瞬間、ふとあることに気が付いた。


「……――えっ?」


濡れて肌に張り付く白いYシャツ。


透けてブラジャーの色や柄まではっきりわかる。


って……――。


パッと魁一に視線を向けると、魁一はフッと笑うとおもむろにあたしに歩み寄った。