その若めのおじさんは何か
僕を案内してくれたおじさんに
耳打ちをした。 





「えー、はじめまして。
天国へようこそ。

来ていきなりで悪いんだけど…
地上に戻ってもらえるかな?」





「はぁ…、
そんな事できるんですか?」




「はい、まだ君の体は下にあるしね。
ちょっと河に問題児というか
困った人がいてね。
別に生き返って問題は無いでしょ?」




「はい!嬉しいです!」



「良かった。助かったよ。
じゃあ出口まで案内するから
着いてきてくれるかな?」




僕は頷いて、そのおじさんに
ついていった。