ガタっ

あたしは席を立った

「ちょっと5時間目さぼるから」


「え。ちょっ…また海いくの?」


亜希は驚きながらも〝またか〟


〝わかってるよ〟そんな顔をしていた


「うん、よろしく!」


それからすぐに教室を出た


あたしが好きなのは海ぐらい


学校からも見渡せるこの海


その砂浜に座って


波の音きくだけ


それだけ




人のように混じりけのない


大きな


大好きな海....