「空を見るのは好き??」

 「え・・・」

 声のする方を見ると、そこには同じ年ぐらいの男の子がいた。

 顔的には、かわいい系で年上から好かれそうな顔。

 誰もが一目惚れしそうな人。

 つい、ボーっと見ていると男の子は、

 「どうしたの?俺の顔何かついてる??」

 この声で、ハッと我に返った。

 「あ、いやごめんなさいっ!何でもありませんから・・・」

 「そう?俺、案内係の淳っていうんだ。よろしく♪

  普通に、淳って呼んでね。」

 「はぁ、そうですか・・・私は愛永って言います。」

 「愛永ってゆーの?変わった名前だね。これからよろしくね。

  あと、俺らのクラスきてビックリするなよ??」

 「へ??」

 よくわからないまま、ついていくことになった。

 ビックリって何にビックリするの??

 転校してきてそうそう、何かいやな予感。