ホテルのベッドで、美雨は初めて男に抱かれた

初めての相手が心から好きになった男で良かったと思った

けれど、そんな事を思う余裕などなくなってしまうくらい

美雨は上司であるその男に激しく抱かれた

初めて味わう、女としての喜びに美雨はどう答えていいか解らず

ただ、

シーツをキュッと握りしめる事しかできないでいた