その日から少しずつ
メールをするようになった。

毎朝
「おはよう!」
というメールが届く。

その度私の心臓は壊れそうになる。

「おはよう!今日も頑張ろうね(^o^)/」
と返し学校へ向かった。

靴箱へ着くと奈々が見えた。

私は走って奈々のとこまで追いつき

「おはよ!奈々!聞いて聞いて〜、森山からね今日もメールきたんだぁ♪」

とテンション高めで話しかけた。

「あ、おはよ〜!もぉ、惚気なら聞きません!」

「惚気じゃないもん。報告だもん。」

「どっちでもいいんですけどー」

もぉー奈々ったらひどいなぁ。
まぁこんな奈々だけどすごく優しいんだ!
ツンデレ?ww

朝からこんな馬鹿馬鹿しい話をしながら
それぞれの教室へ向かった。

教室へ入ると
背の高くてこれまスタイル抜群の
男の子発見。

ま、ま、まさか森山???
ど、どうしよかな…

よし、ここは普通に声をかけよう!
普通にね、普通に。

「お、おはよー!森ゃ」

ん?
あれー?

林田勇人(はやしだ はやと)じゃん!

この人は
ゆういつ、同じクラスの野球部で
好きなアーティストが一緒ってこともあって
意気投合した仲のいい男子。

「よっ!立花さん!今日もファイトッ」

朝から爽やかだなぁ。

軽い挨拶をして
恋愛のところまで急いだ。

「こーあー!聞いて?今日もね森山からメールきたぁ♪」

「まじで!?よかったねっ!」

「よかったのか、わるかったのか。」

「よかったでしょ!麗心、あんたまさかのまさかぁ?」
とニヤニヤしてる恋愛。

「ち、ちがう!好きじゃない!部内恋愛禁止だもん。」

とムキになる自分。

「本当に好きならそんなの関係ないけどね。」

本当に好きなら
かぁ…

その日の授業は上の空だった。