変な不安ばかりが
頭をよぎり
冷や汗をかいてきた。

「こ、こ、こんにちは!」

うわ、噛みすぎだし…

「あら、こんにちは!」

ニコッ。

あ、可愛い。

髪サラサラ。

ってバカバカバカ!

こんなこと考えてる暇ない!

「マネージャー希望なんですけど…」

と言うと

「こっちにおいでー!」

とマネ室に呼ばれた。

「全然怖くないじゃんね☆」

「いい人そうだしよかった!」

ほんとよかった…

ほっと安心した。

「なんか飲む?ココアと紅茶しかないけど。」

こういうときって
断るべき?
頂くべき?

んー
迷う!

「紅茶がいいです!」

と恋愛が言った。

おい!
いいのー??

「なら、私も。」

あ、言っちゃった。


「そんな緊張しなくていいのに!はい、どうぞー♪」

「あ、ありがとうございます!」

紅茶大好きなんだよね!

おいしそー///

あ、あいつだ。

遠くにキャッチボールをしている
生意気な奴が見えた。←勝手につけたあだ名

やっぱり男子って
スポーツしてるとかっこいいなぁ。


「あっつ!!!!!」

そんなことを考えてると
舌を火傷した。

あいつのせいだぁー!

「あ、2人の名前聞いてなかったね。」

「亀井恋愛です!」

「立花麗心です!」

自己紹介を済まし
先輩のメアドを聞き出して
この日はお開き。

「みんないい人だよね♪あんな感じならマネージャーしてもいいかも!」

「めっちゃ楽しそうだった!あたしもやってみたいー!」

私たちは
野球部のマネージャーを
することを決意した。