翔君の想いは凄く嬉しいけど
私には年下の彼の履歴がないし
こう直球で迫られた事もないから
どうしていいのか解らず
無意識に諦めさせる方向に
持って行こうとしてる
自分がいた。


「俺、年は気にしないよ?
じゃあさ、2年後か5年後か
美優姉がまだ一人だったら
俺が貰ってあげるよ」


その言葉に今度はキューッと
胸が締め付けられた。


なんて健気な子だろう。


翔君のお嫁さんになるのも
悪くないのかもしれないなんて
思いながら私は笑顔を見せた。


「うん。ありがとねっ」