そういや昔から直球玉
投げる子だった記憶が蘇る。


「あのさ昼言えなかったけど
俺の初恋も美優姉なんだよね」


「えっそうなの?
こんな可愛い翔君に
好かれてたなんて光栄だわ」


「つか今でも美優姉の事
大好きなんだけどね」


無邪気な笑顔で
思わぬ告白をする翔君に
胸がキュンとなるのを感じた。


「彼氏と別れたんなら
俺にもチャンスあるよね?」


「えーっとね、
まだ別れてないんだけど…
ていうか翔君と私って
7つも違うじゃん?
翔君には翔君に見合う
もっと年の近い素敵な人が
現れると思うよ」