暫く黙っていた香月さんが静かに口を開く。


「彼が躊躇してる本当の理由は解らないけど、美優ちゃんが本当に彼を好きなら、例え結果的に無駄な時間を過ごす事になったとしても彼が答えを出すまで待つしかないよね?」


香月さんの言葉には少し重みも感じられ私はラーメンを食べながら自問自答していた。



凌也の事が好きなの?


好きだった?


結婚て言葉に縛られて今更新しい出会いなんて考えたくないから一緒にいるだけかもしれない?



そんな事を考えていたせいかお腹は満たされたがラーメンの味は覚えてない。