「起きたのか?」

黒髪が話した。



目が綺麗なんだ。

あたしと違う、濁りのない
何かを真っ直ぐ見据えた目で。





こいつはキライだ。





綺麗すぎてムカつく。





顔立ちも、目も、たぶん心も



あたしには無いものがあるんだ。





嫌いだ。