もう、辻宮のことしか考えられないもん
。
いつだって辻宮は、私の思考を侵してく
るんだ……。
「柊ーっ!」
そして、斗真と遊ぶ当日。
時計塔の前で斗真を待っていたら、そん
な声が聞こえてきて、見れば向こうから
斗真がやって来る所だった。
……女子の視線を全部集めながら。
さすがというかなんというか、斗真とす
れ違う女子のほとんどが目の色を変えて
、斗真を見つめている。
まあ、カッコいいもんね……。
でも斗真はそんなのにはまったく気づか
ず、真っ直ぐ私の所に来た。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…