「ん?パーティーだよ、パーティー」
「ぱ、パーティー?」
それって、あれだよね。
折り紙でわっかとか作って飾り付けして
、クラッカーをパーンってならすやつ。
え、それを辻宮がやるの?
思わず、辻宮が折り紙でわっかを作る想
像をしてしまい、「ブフッ」と吹き出し
た。
そんな私を、怪訝そうに見る辻宮。
「……お前、すんげー失礼なこと考えて
ない?」
「だって辻宮が折り紙って!」
お腹痛いんですけど!
ヒーヒー言いながら笑う私に、ますます
訝しげに眉を寄せていく辻宮。
「折り紙ってなんだそれ」
「え!?だってほら、パーティーでしょ
?飾り付けしないとね?」
「セッティングってことか?」