祖母は勝手に出て行った私に手を差し伸べてくれた。



私は電話をしている途中に泣いてしまった…




こんなどうしようもない私を祖母は見放さないでくれた。



泣いてる姿なんてたっくんには見せたくなかったのに……




あやはどこまでもかっこ悪いね……









それから電車に乗って姫路駅まで行く。



たっくんは電車に乗ってる時も辛そうな顔をしてる。



立って乗ってたけど席が空いたから座ることにした。



これで少しでも楽になればいいな。



痛みに歪む顔を見ると私は謝りたくなる。



でもたっくんは私が謝ることを望んではいない。



だからたっくんが寝ている時に謝るんだ…



「……ごめんね……痛いよね……」



全部私がしたことが原因だ。



どれだけ謝っても謝り足りない。









私が君を苦しめてしまった…





その事実が変わることはない……