どんどん時間がたって、今日も話しかけられずに学校が終わった。


俺が、学校を出ようとすると、


「ねぇ、見た!?さっき上並桃乃がさ、学校で有名な悪の子につれていかれてた」


「マジで!?それやばいんじゃないの?」


「うん…でも私たちには関係ないし。」


それを聞いて、心臓が止まるかと思った。


「なぁ」


女たちは振り返って、俺を見てキャーキャー騒ぎだした。


でもいまはそんなのどうでもいい。