周助「勇のゆうとおりだが、稽古に支障をきたすようなら考えねばならん」
土方「わきまえております」
周助「なら口出しするようなことはあるまい沙彩さんをしっかり守ってあげなさい」
「!」
少しだけ、にやっとした周助と目があって沙彩はゾッとした。



土方「ありがとうございます」

「…」












部屋に土方さんと、戻って沙彩は息をついた。

土方「あんなんじゃバレちまうだろう!」
「え、あたし大丈夫かと…ちゃんとしました!」
土方「まあ、うまくいったが…どうした?」
土方は暗い顔をしている沙彩を見つめた。

「旦那さまの…最後の顔が気になって」
土方「大丈夫だろう、人の女に、手を出したのは聞いたことがらねぇよ…」

「そうです…よね…」
土方「…」