「失礼します」

土方「おう、遅かったな」
「すみません。片付けてから来たもので」
沙彩は朝餉の片付けを終えて土方の部屋にきていた。


土方「最近お前と周助さんの話しを耳にした。と、ゆうより総司から聞いたのだが」
「!?…はい…」
土方「大丈夫か?」
「!…わ、わたしは別に」
土方はうなづく沙彩の腕の痣を見てため息をつく。
土方「いつまで腕まくりをしてるんだ。下ろしておけ」
「!?す、すみません」
「お前このまま、いいなりになっていていいのか?近藤さんもあまり頼りにならない感じだしな」

「…っ」
土方「置いてもらってる身で周助さんに立てつくのは、ふでさんが黙ってねぇだろうし、どうするか…だが」
「…」

土方はじっと沙彩を見つめた。

「?…土方さん?」