「まえの人って…あたしはその代わりになってるということですか？」
総司「だろうね。前にいた人たちは周助さんがつれてきたから、君はふでさんに連れてこられてるから、まさか手は出さないと思っていたんだけどね。」
「その、…連れてこられた人たちは旦那様の愛人という形なんですか？」
総司「…ふでさんも知ってて黙認してたから」
「そんな…」
総司「ふでさんが君が周助さんになにかされてるのを知っているかはわからないけどね」
「！」
その言葉に一気に顔が青ざめた。
総司「とりあえず周助さんに近づくのはやめといたほうがいいかもね」
「…」
総司はそれだけいうと台所を後にして行った。
「…」
沙彩は自分の腕の痣をみた。
もしふでさんに知られれば、ここから追い出されるに違いないと思った。
