「…」

平助「おーい!沙彩ー!!!」
「…」

平助「おい!っつの!」
平助は沙彩の頭を思い切り叩いた。
「いった!へ、平助くん、…いつ帰ったの?」
平助「今さっきだよ。お前全然気づかないんだもんな…」
「ご、ごめんなさい。おかえり。そういえば斎藤さんは行かなかったんだね」

平助「ああ…一くんは足の怪我が悪化したからって休んだんだよ。それよりなにしてたんだ?井戸なんかみつめてあぶねぇだろ」
「ううん別に…、少し考えごと。すぐに夕餉の支度するね」

平助「本当に大丈夫か?」
「大丈夫大丈夫!」
平助「ならいいけど…」

沙彩は平助の前を足早に去っていった。



平助「…」