「一緒に帰ってきたんですか?」
左之助「いや周助さんが先に帰るのひ見かけて、何だか嫌な予感がしてな」
「…嫌なよかあたってましたね…

左之助「ほんとうだよな。ても助けられてよかった」
「ありがとうございます…」
左之助「でも物音がしても夜は安易に裏口をあけるもんじゃねぇ。それがどういう意味かわかるな?」
「…はい気をつけます」
左之助「よし。部屋まで送ってやるよ」
左之助は沙彩の頭を撫でると前を歩きだした。

「(原田さん…)」









「ありがとうございました」
左之助「いいって。周助さんのあんなとこ初めてみたのか?」
「…いえ、今日みたいにひどいのは、初めてで」
左之助「そうか、あの人は毎回ああなって酒も弱ぇってのに」
「そうなんですね…でも慣れてますから」
左之助「そういや、沙彩も芸妓だったんだってな」
「はい、でも下っ端ですので、雑用ばかりでしたが、踊りはよく褒められました(笑)」