試衛館 (1/1)



三年後-









「よぉ、やっぱりここにいたのか
?」

「永倉さんと、原田さん?」

沙彩は頭にハテナが浮かんだ。
今いる墓地は、お世話になっている近藤さんの家がやっている道場「試衛館」から少し離れている所だった。


迎えにきてくれた、永倉 新八さん、原田左之助さんは試衛館の門弟である。



「お疲れ様です。どうして、ここに?」

沙彩は笑顔で二人に、かけよった。

原田「近藤さんから様子を見てきてくれって言われてな。大丈夫か?」
「はい!このとうりなんともありません!」
原田「ぷっ!まあ、ならいいが」

永倉「ならいくぞ!夕餉が待ってるからな!最近は辻斬りが増えてるからな」
「辻斬り…ですか?」

原田「知らねぇのか?瓦版に大きくかいてあったろ?」
「え!?そうなんですか?」