土方「ん……なんだ?」

「おはようございます!朝餉をお持ちしました!」
土方「?朝餉……?」

沙彩の朝餉という言葉を聞いて土方は飛び起きた。



土方「すまない、わざわざ…」
土方は長い髪を結いはじめた。

「いえ、冷めないうちにどうぞ!」

沙彩は土方の前へお膳を運んだ。

土方「すっかり寝入ってしまっていた」
「また今日も早くに走られてたんですか?」
土方「ああ。走りこみは体力もつくしな」
そういうと、だし巻卵を口にした。
土方「おいしいな……斎藤か?作ったのは?」
「はい!わたしはこのお味噌汁を、イモの煮物は沖田さんがつくりました!」
土方「ほぉ」
お味噌汁を口にしたがなにも言わずにうなづく。

土方「…堅いな煮物は…」

それを聞いて沙彩はクスっと笑う。


( そういえば土方さんが朝餉をつくってるとこをみたことないかも)

「あ、では下げてきます」
土方さん「ああすまない」