「な~なちゃん!何番だった?」


大知くんが、私達の近くにきた。


「あ、大知!僕達、ななと同じ3番だよーっ。」


私のかわりに岬くんが答える。


「うぉっ、まじで!?俺もなんだけど!」


「うそっ!さいあくーっ!」


…岬くん、地味にひどいです。


そっか…大知くんとも一緒か。


なんか、失礼かもしれないけど……うるさくなりそう。


「はーやとーっ、何番だったー?」


岬くんが隣クラスにも聞こえるんじゃないかという大音量で、隼人に話しかける。


「お前だけまた女子だけ班だったりして~!」


大知くんがふざけながら、隼人に話しかけている。