「なぁに?」 なんだろう?全く心あたりがない。 「俺…。」 「なにー?」 「……俺、ななのこと好きだ!」 ……え、冗談だよね…? 私の中で隼人は、仲のいい友達だった。 小学3年だったこともあり、恋愛対象というものに入っていなかった。 「…はぃ?…あ、…冗談でしょっ!」 その時は、笑いながらいつものように隼人に言った。 「…っ、本気だってば!」 ……そっか!友達としてだよね! 一人で勝手に解釈をする、私。