「…も、もしかして、俺のせい?」

「うん。」


即答しました。


もしかしなくてもあんたのせいでしょ。


「まっまじか!ごめん、怪我した!?」


橋本の視線は、さっき怪我をした私の手にいく。


「ごめん、マジでごめん。保健室いく!?」


「い、いいって、全然大丈夫だし。」


まさかこんなに謝られると思ってなかった私は、面食らってしまう。


「くっそ…っ。今日それやったやつに言っとく。誰!?」


「…さ、さぁ?」


ほんとは顔は覚えているけど、こいつがマジで怒りそうなので、やめた。