後ろを見ると、まつげひじきの皆様が、私を見て笑っていた。


…怖い。


下手に何か言ってやばくなると嫌なので、大人しく画鋲を捨てに行く。


いや、正確には、


行こうとした。


「おっ!!七美じゃん!おーーい!」


「うげっ!!」


めんどくさいやつが来た。


あと、赤井って呼んでよ!


慌てて上履きを後ろに隠す。


「なんだよ、うげって。そんなこと言うと女子に妬まれちゃうぞっ☆」


うざっっ!


テンションの高いやつだ。