「や、やめて!」
「んなぁ事言うなよ、どうせナンパされるの待ってたんだろ?」


そんな事無い


タダ...煌びやかな光に誘われただけナンパを期待して、ここに座っていたわけじゃない。


「離して」


持たれた手を離そうと爪を立ててしまった。


「痛って~病院代の変りに朝まで俺達と付き合えよ」


ありえない、そっちが勝手に私の腕を掴むから離そうとしただけ。

「ムリ」
「あぁっ?聞こえねぇ~来いよ」


くっと掴まれた腕は男に引っ張られ引きずられる。


「離して!」
「はぁっ?」


イヤだ!


朝まで付き合えなんて。