普通に動いていた心臓が一瞬飛び跳ね獅子さんが居なくなったのを確認すると目の前の大きな鏡で自分の顔を見つめる。


か、顔がめちゃくちゃ赤くなってる頬なんて真ピンクになってる...

ピンク色に染まった頬に両手を当てると心なしか心臓がトクントクンと鳴り出すのを感じ


ゆっくり唾を飲み込んだ。


獅子さんの瞳って怖いけど...傍で見つめると優しい。

あんな瞳で見つめられたら誰だって心臓が飛び跳ねるよ。


そう思いながら頬にパチンと気合を入れキッチンへ戻った。