好き
好き


そう、ずっと呪文のように呟いた。


人は1人じゃ生きていけない、誰かに支えられて生きてるんだ。


あの時、あの夜の街で獅子さんに出会わなかったら私は今頃どうなってたのかな...


でも、この出会いは、偶然じゃなく必然だよね。


「獅子さん、大好き」

「俺の方が100倍お前の事を好きだけどな」そう言ってから私の頬にキスを落とすと私は